
仮想通貨ハマって(中毒って)ますか?ポインです。
ちょっと今回はポエムっぽい記事になります。
なんとなく最近のビットコインや仮想通貨の置かれている立場を書いてみたくなったので、乱文ですがババっと吐き出してみます。
ビットコインは稼げない?
本屋って世の中のニーズを手っ取り早く把握できるから定期的に行くようにしてるんだけど、資産運用コーナーはどんどん大きくなってるのに仮想通貨の売り場は小さくなってる。2018年後半くらいからかな
店員さんに聞いても株、不動産、FXコーナーは人気だけど仮想通貨は…って状況。これが世間の反応
— ポイン@ハイパーニート (@poipoikunpoi) December 18, 2019
最近思うのは、世間からの『仮想通貨』ジャンルの扱いの小ささです。
上のツイートは、書店をみながら思ったことをツイートしてみたんですが、思いの外反響が大きくて驚いています、
2018年までは様々なメディアでみた仮想通貨が、大きく取り上げられることはほとんど無くなったと思います。
反対に、世間では資産運用ブームです。2000万円問題があったことも大きいでしょうね。
こちらは、札幌で一番大きい書店の、資産運用コーナーです。

壁一面に、主に株の資産運用の本がびっしりと置かれています。
さて、仮想通貨本のコーナーを見てみましょうか。

これだけでした。隅っこにこれだけ。
僕の著書は置いてもらえてましたが、本当にこれだけです。
表紙を見せて置かれている平積みの本などは、僕が見た限りゼロでした。
書店というのは世間からの関心を表しているので、この状況は(世間からすると)仮想通貨に稼げるニオイがしなくて、注目されていないだろうなーと思います
(そういえば仮想通貨オフ会も一気になくなり、メディアからも声がなかなかかからなくなりましたね)
仮想通貨の申告分離課税もなくなった
2020年度の税制改正大綱が12月12日、自民・公明両党により正式に決まり、暗号資産デリバティブ取引が申告分離課税(20%)、損益通算、損金の繰越控除(3年)の対象外であることが明確に
仮想通貨税制、来年度は変わらず──申告分離課税、損益通算など持ち越し【2020年】 https://t.co/hjW6bxEUBh
— ポイン@ハイパーニート (@poipoikunpoi) December 13, 2019
仮想通貨が来年度から金融証券法という法律が適用されるので、現状の雑所得での課税(MAX55%)から申告分離課税(約20%)になるかどうかが一番の注目点でした。
そうすんなりいくとは思いませんでしたが、これでもし分離課税になると日本人が始めやすくなってまた盛り上がる起爆剤になり得ただけに、非常に残念
確かにトレーダーからすると、リスクを取って市場に参加しているにも関わらず、ようやく利益をあげた中から株や為替FXで20%もってかれるのと、仮想通貨で最大55%持っていかれるのであれば、株や為替FXの方に関心が向くのも理解できます
特に今はアメリカ、日本共に株価が好調なので、資産運用ブームと言っても良いと思います。
書店でも、やっぱり一番人気の資産運用ジャンルは株ですから。
リップルで損をする日本人
少し前の資料ですが、JVCAで日本人が保有する仮想通貨について2018年12月から2019年10月までの発表がありました。
そこでわかったのは、日本人はリップルの総保有数は増えているけれど、日本円の資産額が減っている、という事実です。
2019年10月時点で、日本人は発表されている期間の中で最大の量のリップルを保有しています。
逆に、ビットコインは総枚数が少し減っていて、日本円では2.5倍に資産が増えていました。
もちろん、とある時点を切り取った話なので、今後はどうなるかは誰にもわかりません。
2017年末のようにリップルが一気に400円になる可能性もゼロではないでしょう。
ただ、少なくとも現時点ではリップルで日本人全体が損していると言えます。
また、リップル社はアメリカの企業なので、日本からアメリカに資本が移ったと捉えることもできますね。
これは2017年のICOバブルでも同じことが起きていた(日本発ICOより海外のICOの方が盛り上がった)ので、資本が海外流出した結果となっています。
2020年の仮想通貨の希望
来年以降の希望としては、ビットコイン半減期イベントが一手に背負っていると思います。
半減期とは、ビットコインの新規発行数が半分になるという、コインの希少性が上がるイベントです。
9月30日にビッグサイトにて資産拡大時フェアというイベントに、投資家で事業家の立野さんと一緒に登壇させて頂きました。
その際に仮想通貨に関する講演が多数あったので色々と回ってみたのですが、どこもビットコイン半減期の話題ばかりで、アルトコインについてはEthereumくらい。それ以外の通貨に言及しているところは、僕の知る限りありませんでした。
このまま順調にいけば、ビットコインの半減期は2020年5月頃です。
Facebookの独自仮想通貨リブラも注目されましたが各国の反応が厳しく、またEthereumのアップデートもスムーズとは言い難い…と言った状況なので、これ以上に期待感のあるイベントはなかなか現れない気がしています。
投資は悲観で買って歓喜で売るのが鉄則

メディアをやっているものとしてはそれは注目度が下がってしまい悲しいとは思いますが、投資家としては今の状況を悲しいと思っていません。
ビットコインの開発は順調進んでいるし、取引所の統廃合が進み、仮想通貨の派生金融商品(デリバティブ)も様々なものが出てきました(全て海外での出来事なので悲しいですが…)
2017年に「寝ているだけでお金が増えている」と言われていた仮想通貨ですが、単に期待値が上がり過ぎていたものが元に戻ったに過ぎないと思っています。
というか、個人的には世間からの反応が2018年に比べると一気に減ったので、むしろ期待感は下がり過ぎなのでは?と思っています。
投資の鉄則は、世間の注目度が低いものに早くから投資をすること。
2018年のように仮想通貨がテレビに取り上げられたり、雑誌で頻繁に目にするようになったら、もう旨みはなくなっています
今の仮想通貨の状況を見ながら、もっと注目が無くなってしまえば良いとすら思っています。
僕の好きな投資の格言で言うと、『悲観で買い、歓喜で売る』ですね。
いまの状況に当てはまると「悲観すら聞こえなくなってから買え」でしょうか。
世間の関心がなくなっている現在の状況は、投資家としては嬉しい感じですね。
来年、2020年が楽しみです。