
こんにちはタキオンです。
今回は2020年最初の記事で、1月の振り返りと2月の展望となります。
年初からビットコインは上昇に転じ逆三尊を完成させて、大きな上昇見ませました。半減期を意識したと思われるハッシュレートの上昇等も手伝い、下値も固く比較的安定した上昇だったと言えます。
一方でアルトコインはビットコインキャッシュ(BCH)が牽引する展開に。BCHもビットコインに同様に2020年4月半減期を控えており、これらを意識した動きとなっています。ビットコインドミナンスも減少傾向で、久しぶりにアルトコインが元気な動きを見せました。
BTCは10000ドルの大台がしばらく攻防の中心なると思われ、しばらくはその流れが注目されるでしょう。
チャート中の移動平均線
- 水色・・25日線
- オレンジ・・100日線
- 赤・・200日線
ビットコイン(BTC)
【2020年1月のBTC 振り返り】逆三尊が完成し短期トレンドは上昇へ転換
2020年の7100ドル付近からはじまったBTCですが、1月6日に日足のレベルで逆三尊(インバースヘッドアンドショルダー)が完成。テクニカル分析上買いが集まりやすい展開に、7800~8000ドル付近のラインをサポートで確認したあと上昇に転じる展開となっています。
1月19日には9170ドルをつけましたが、200日移動平均線と2019年7月末頃の安値である9000ドル付近のラインに弾き返されました。ですが、正直予想以上のスピード感で上昇でした。
9000ドル付近から調整相場となり、8300ドル付近で25日線にサポートされると再び上昇し転じ、1月29日には200日線を価格が上抜き日本円でも100万を突破、9500ドルを超えるところまで上昇しました。
一般的に200日線の上に価格があると上昇トレンドと言われることからも大きく意識されていると思われます。それだけでなく25日線、100日線、200日線の3本の移動平均線の上に価格が位置することとなりました。これは2019年9月以来でのこととなります。
背景としては半減期を見据えてマイナーがハッシュレートを上げてきていることから、マイニングの損益分岐点が上昇し価格の下支えがされる場所があがっています。また、CMEの先物、Bakkt先物の出来高、取組高ともに上昇傾向であり、マーケットに資金が流入していることが伺われ、一過性のものではないことが伺えます。
【2020年2月のBTC 展望】10000ドル回復なるかがターニングポイント
半減期まで100日を切り、いよいよ半減期ラリーに突入したBTC。すでに上昇トレンドは日足レベルで確立しつつあり、10000ドルは挑戦は時間の問題とみてもよいのではないでしょうか。しかし1ヶ月で2000ドル以上上昇したこともあり、8800~10000ドル付近で1~2週間の調整を挟む可能性もありもあります。
上は10000ドルが大きな節目、下は9000ドルがサポートラインですが、その下8500ドルもサポートと見られると思われ、急落しても一瞬で戻すような動きもあり得ると思われます。
上昇が続いている背景は、ハッシュレートの上昇、隠れQEと呼ばれるFEDのバランスシートの拡大、イラン等の国際情勢の不安があるため、これらの状況に変化がないか、資金流入の結果として起こるであろうビットコイン先物、現物市場の出来高、取組高が好調のまま維持するかがポイントでしょう。
コロナウイルスにより例年通りとなるかはわかりませんが、春節明けのチャイナマネーの動向も注目されるでしょう。テザー(USDT)の発行状況にも注目されます。
イーサリアム(ETH)
【2020年1月のETH 振り返り】BTCに連れ上げして上昇するも他銘柄に比べると強さに欠ける
140ドルから180ドル前後まで上昇したものの、BTC建てでみるとあまり上昇しておらず0.02BTCを超えられずにいます。アルトコイン全体が元気な中でイマイチといえる動きです。やはりセレニティが懸念されていることが伺え、上昇はBTCによる連れ上げという要素が大きいようです。
それでも移動平均線は好転しており、25日線の上を維持しており、下降トレンドラインを抜けて上昇に転じた動きです。
【2020年2月 展望】セレニティ懸念の中で積極的なポジションは手控えか
セレニティ懸念の中で兄弟銘柄であるETCが急上昇していることからも、ETHに対して決して追い風でないのは明らかです。他にも元気な銘柄があるなかだと、他に流れやすいと思われます。
しばらくは上は200ドル、下は160ドルが意識される展開でしょう。200ドルを超えれば240ドルが見えていきますが、ビットコイン次第でしょう。
リップル(XRP)
【2020年1月のXRP振り返り】26円まで回復するも他のアルトに比べると今一歩
年初の20円近辺から26円まで回復。
他のアルトコインに比べると上昇幅は今一歩であるものの、BTCのように逆三尊を形成したようにも見え、25日線のに上に価格が転じており、徐々に上昇に転じているチャートと言えます。
【2020年2月のXRP展望】出遅れを埋める上昇があるか32円ラインが当面の意識
BTC同様に逆三尊のような(黄色マーク)形を形成しており、移動平均線も徐々に上抜いていることから、上昇に転じつつあるといえます。
当面は1月末の安値である23.6円付近を守ることが上昇の条件でしょう。逆三尊のような形を死守すれば買い圧力が強まると想定され、32円付近までの上昇も期待できるでしょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)
【2020年1月のBCH振り返り】アルトコイン市場を牽引し1月のみで2倍へ
なんと1月のみで2倍へ上昇。190ドル付近から400ドル付近まで上昇しました。
BTCに先行するような動きも多く、今の仮想通貨市場の先行銘柄となっています。半減期が4月に控えており、こちらも半減期を見据えた上昇と見るのが妥当と思われます。
【2020年2月のBCH展望】BCHの上昇継続するかがアルトコインの鍵
この動きが継続するかが注目されます。400ドルのラインはBTCの10000ドルラインに相当するラインのためここのBCHの攻防はBTCにも大きな影響を与えると思われます。
下値300ドル付近のサポート、400ドルのレジスタンスライン、更には上へ行った場合は500~520ドルが意識されます。
2020年1月の仮想通貨まとめ
BCHの躍進を筆頭にアルトコイン、そしてBTCも上昇が続き久しぶりの総上げ相場となりました。半減期を控えるコインが多い中でこのまま上昇が続くかが当面の注目でしょう。
BTCの10000ドルラインでの攻防と、BCHの躍進が続くかの2つポイントが大きく左右すると思われます。10000ドルの突破もあれば再び、世間の注目も集まるかもしれませんね。
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