
こんにちはタキオンです。
今回の仮想通貨チャート分析は、2月前半の振り返りと、2月後半の展望となります。
2月9日にビットコインが10000ドルを突破、2月14日にはイーサリアムも280ドルを突破し、久しぶりに日本円でも3万円台となりました。
ビットコインよりもアルトコインの急伸が目立つ期間だったと言えます。詳しくみていきましょう。
チャート中の移動平均線
- 水色・・25日線
- オレンジ・・100日線
- 赤・・200日線
ビットコイン(BTC)
【2020年2月前半のBTC 振り返り】上昇トレンドは確固たるものに10000ドル突破
1月の後半は9000ドルにタッチを8300ドル付近まで下落したビットコインですが、その後は9000ドルに再びチャレンジし突破しました。その後も着々と上昇し2月9日にとうとう10000ドルを突破。
13日には10500ドルをつけ、10月25日にあった大きなショートカバーの高値にタッチしました。10000ドルに到達したことで目標達成の感もあり、2月14日~15日は一旦足踏みといった状況が続いています。
25日移動平均線の上を上昇し続け、200日移動平均線も遠くに置き去りにしてきたことから、上昇トレンドは確固たるものになったと言えます。売る側からすれば安易に売れない、長く売ることもできない相場になってきたと言えるでしょう。
【2020年2月後半のBTC 展望】当面の上値は11000ドルと下値10000ドル付近を守れるかがポイント
上昇トレンドは確固たるものですが、10000ドルに到達したことから一服感があります。アルトコインへの資金流出や直近のインプライドボラティリティ(価格の予想変動率)の低下からも見受けられます。
11000ドルが当面の上値とみて、しらばくレンジ相場が続く可能性が高いと思われます。下値は9700ドル~上値11000ドル付近で変動するとみます。
10000ドルをここで固めることができれば、さらなる上昇をし去年の高値14000ドルの高値も見えてくるでしょう。2週間~1ヶ月程度の調整と見えていますが、相場が過熱してきているので、予想以上の早い展開にも注意が必要です。
半減期まで約100日となったことから、半減期ラリーも佳境といったところでしょう。アルトコインへかなり資金が流れ、ビットコインドミナンスは60%付近まで低下しました。再び、ビットコインへの資金集中がどこかのタイミングでくるのではないかと注目しており、ビットコインへ再集中しつつ上昇した場合は、急上昇する原動力になるでしょう。
イーサリアム(ETH)
【2020年2月前半のETH 振り返り】一転して力強さを取り戻し急上昇し280ドルへ
前回の記事で言及した下降トレンドラインの抜けが上昇の狼煙となり、200ドル、240ドル、280ドルと次々にレジスタンスを突破していく急上昇となりました。2週間で50%あまりの上昇となりこの期間で一番パフォーマンスが良かったといえる通貨の代表です。
移動平均線は25日の遥か上にあり、急上昇っぷりが伺えます。日柄調整や値幅調整を一定こなしたあとに買うのが懸命でしょう。
対BTC建てでも移動平均線がゴールデンクロスし、強気相場へ転換。長らく対BTCでは低迷していましたが、吹き飛ばすような値動きです。0.022~0.025は大きなレジスタンスでしたが、この節目を突破してきました。
【2020年2月後半 展望】2019年高値360ドルが当面の高値か
セレニティ(2.0)へ一定の区切りが見えてきたことが価格を下支えしていると思われます。延期されたセレニティが2020年第2四半期にリリースが見えてきたことも大きいでしょう。
加えて先物開始の見通し、レンディングのロックアップ資金が増えていることなど立て続けに好材料が出たことが後押ししました。ロックアップ資金の増加は昨年春のビットコイン上昇と似たような上昇パターンであり、現物需要の増加とヘッジショートで上昇が加速する動きになっていると言えます。
当面は360ドルを上値とみてサポートは240ドル付近と考えらます。短期の値動きが激しく返って難解と思われます。こういう場合は何回も分けてサポートを待ちつつ買う等の工夫をしないとあっという間に思わぬ含み損をかかえてしまうでしょう。今からポジションを持つ場合は注意が必要でしょう。
リップル(XRP)
【2020年2月前半のXRP振り返り】32円を突破し上昇トレンドへ転換
出遅れ感のあったリップルも2月上旬から上昇がはっきりし、25日移動平均線をサポートするように上昇。100日移動平均線ともゴールデンクロスをして上昇トレンドへ転換したと言えるでしょう。ようやく出遅れを埋めてきたと言えます。
対BTCでみても節目の3400satまで到達。ここを抜けると更に上昇に勢いがつくと思われます。
【2020年2月後半のXRP展望】40円付近までチャレンジか
2/15現在、36円をつけているですがこの付近は大きなレジスタンスもなく、出来高もしっかりつけて上昇していることから次のレジスタンスラインである40円付近への上昇する可能性のほうが高いでしょう。下落しても32円をサポートしている限りは上昇基調とみたほうが妥当です。
対BTCでは次に意識されるレジスタンスラインは4000satとなります。下落した場合は3000sat付近をサポートできるかがポイントでしょう。
ビットコインキャッシュ(BCH)
【2020年2月前半のBCH振り返り】2019年の高値500ドル目前にまで上昇
2月4日にBCHがBTCに先行し400ドルに到達、前回の記事ではBTCにとって10000ドルに相当し、BTCの値動きにも大きく影響を与えるという考察をしましたが、考察通りの動きをしたと思います。その5日後にBTCは10000ドルに到達。仮想通貨市場をリードする動きを続けたと言えるでしょう。
500ドルを目前にしてレジスタンスラインで足踏み。2月中旬になるとマーケットの先導役はイーサリアムに移っていきました。
25日移動平均の遥か上を上昇を続けており、相変わらず強気相場が続いています。
【2020年2月のBCH展望】500~520ドルのラインでは一回足踏みするか?
BCHの500~520ドルラインは2019年の最高値、BTCでは14000ドル、ETHでは360ドル付近に相当します。2019年の最高値は各通貨ともに大きな意識と思われますので、突破するとしてもレンジ相場を挟む可能性が高いと思われます。
当面は400ドルを固めることができればいずれ520ドルの突破もありうるでしょう。急上昇しすぎた故に25日線ラインが追いつくまでの日柄調整等も考慮しておきたいところです。
2020年2月前半の仮想通貨まとめ
BTCが10000ドル到達、ETH、BCHとアルトコインも急上昇と景気の良いの期間となりました。
各銘柄ともに大きなレジスタンスが近づいており、一旦調整する可能性のほうが高いと思われますが、本当に勢いづいたときの仮想通貨は予想以上の動きをしてくるので、逆張りせずにチャンスを待つトレードを心がけたいところです。
このまま上昇か、調整突入か目が離せませんね。
ファンダメンタル指標等を利用した詳細な分析はタキオンのブログであるクリプトヴァンガードで更に詳しく解説しています。
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