
こんにちはタキオンです。
今回は9月前半の仮想通貨市場の振り返りと、9月後半の展望について分析してみました。
9月前半のビットコインは引き続き狭いレンジ相場となり、9600ドル~11000ドル付近で推移し続けました。
一方でアルトコインに弱いながら反転の動きが見えて、弱いながらもイーサリアムやリップルも久しぶりの反発が見られました。
詳しく見ていきましょう。
チャート中の移動平均線
- 水色・・25日線
- オレンジ・・100日線
- 赤・・200日線
ビットコイン(BTC)の日足分析

BITMEX BTCUSD 日足チャート
【9月前半のBTC】9600ドル〜11000ドルの間でレンジ相場が続く
9500ドル(約100万円)付近まで8月末に下がった流れから11000ドル(約115万円)手前まで上昇、その後9800ドルまで下落更に10300ドル台まで上昇と行ったり来たりの展開。
典型的なレンジ相場で、ボラティリティが低い状態が続いています。ディセンディングトライアングルとMA100もしくはEMA100が意識され続けおり、各意識ポイントで下げ止まる動きになっています。
下がれば買う人がいるが、上がったときに買いがついてこない状態と言えます。
【9月後半のBTC】いつ動いてもおかしくはないが、きっかけ待ちか
すでに2ヶ月以上レンジ相場を続けており、どんどん値幅が少なくなっています。
目先ではEMA100がサポートなっているものの、MA100とMA25がデットクロスしており、上昇トレンドは失われています。ただ移動平均がMA100が上の角度であることも考慮すると、下降トレンド入りというより揉み合いが煮詰まってきたという解釈をしたいところです。
上は11000ドル、下は9000ドルがレンジの境界であり、先に突破した方向に大きな流れが出るという見解は前回の考察同様です。
Bakktのローンチが9月23日に控えており、これらが材料視されて相場を動かす可能性もあるでしょう。後述するアルトの反発が刺激になる可能性もあります。
イーサリアム(ETH)の日足分析

Coinbase ETHUSD 日足チャート

Binance ETHBTC 日足チャート
【9月前半のETH】160ドルのサポートを守り200ドル付近まで反発
160ドルのサポートは手間で反発、日足レベルでダブルボトムを形成しました。典型的な底を意識される展開です。
日足の25日移動平均線の上抜けにより短期では上昇に転じました。100日の移動平均線は下をむいているので方向ががまだ完全にはっきりしたわけではないのに注意が必要です。
【9月後半のETH】200ドルを突破して、次の目標は240ドル
200ドルは重要サポートで、抜けて定着すれば240ドル付近が見えてくるでしょう。
移動平均線の傾きがバラバラであることから、240ドルを一発で抜けずに一回200ドルのサポートを固める動きをする可能性が高そうです。
ビットコイン建てでも反発に転じ25日線を上抜け、目先は反発する相場となっています。
ビットコイン建ての日足では下降トレンドから反発をしているに過ぎない値幅であり、まだまだアルトが本格的に上昇するのかは不明瞭です。
今回の上昇ではイーサリアムがアルトコインを先導するチャート形成になっているのも注視が必要です。
リップル(XRP)の日足分析

bitbank XRPJPY 日足チャート
【9月前半のXRP】26~28円のサポートを死守反発に転じる
26~28円のサポートを死守し、25日移動平均線の上抜けをきっかけとして大きく反発に転じました。
30円付近のレジスタンスに挑戦している最中になります。
【9月後半のXRP】30円定着するなら42円も視野
30円のレジスタンスを突破した場合は42円まで上昇が見えています。
移動平均線は100日、200日ともにもみ合っているため、大きなレジスタンスとして機能しない可能性のほうが高そうです。
ピンクのゾーンのサポートとレジスタンスの間でレンジ相場を形成する時間が長くなりそうです。
ビットコインドミナンスの分析
【9月前半のドミナンス】25日線を割り込み上昇が途絶える
ずっと守ってきた25日線を割り込短期では上昇が止まり、下落に転じました。
これとともにアルトコインが復調。ビットコインからアルトコインへ資金が転移する動きとなりました。
【9月後半のドミナンス】2017年12月の水準でサポートされるかがポイント
ドミナンスで意識されるのは2017年12月の69%の水準で一旦止まるかがポイントとなります。
ここを割り込む場合、本格的なアルトコインのターンとなる可能性があります。
逆に守る場合はビットコインに還流するか、アルトコインの利確から暴落の可能性があるため、ドミナンスとビットコイン価格上昇の相関が大事となります。
ビットコ↓アルト↓↓↓ドミナンス↑=暴落
ビットコ↑↑↑アルト↑ドミナンス↑=ビットコバブル
ビットコ→アルト↑↑↑ドミナンス↓↓↓=アルトバブル
ビットコ↑アルト↑ドミナンス→=マーケットキャップ底上げ— タキオン (@wing_tachyon) September 17, 2019
8月後半/9月前半の仮想通貨相場分析まとめ
前回同様にビットコインは膠着状態でしたが、アルトコインの反発が目立つ期間でした。
イーサリアム、リップルも久しぶりに元気な姿が見えました。この流れが続くかがしばらくのポイントなります。
引き続き、ビットコインの9000ドル、11000ドルは大きな分岐点となる可能性が高いため、この2つの価格には注目したいところです。
アルトコインの復調はビットコインの動きに影響を与えてることは多いです。
ドミナンスがそれらのヒントを与えてくれることも多いため、いつも以上にビットコインドミナンスが大切になるでしょう。
ファンダメンタル指標等を利用した詳細な分析はタキオンのブログであるクリプトヴァンガードで更に詳しく解説しています。
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