
こんにちはタキオンです。今回の仮想通貨チャート分析は、11月前半の振り返りと11月後半の展望となります。
11月初頭に14000ドル付近を固めて、2019年高値を明確に超えてきました。そこからわずか2週間あまりで5000ドル上げ19000ドルまで到達。
BTCらしい猛烈な上昇トレンドとなりました。BTCが2万ドル目前に迫り足踏みすると停滞していたアルトコインに資金が流れETHの550ドル突破、XRPは64円を突破し、総上げ相場となりました。
詳しくみていきましょう。
チャート中の移動平均線
- 水色・・25日線
- オレンジ・・100日線
- 赤・・200日線
ビットコイン(BTC)の相場分析
【11月前半のBTC 振り返り】14000ドルを超え怒涛の勢いで19000ドルまで到達
11月初頭に2019年高値である14000ドルを超えると一気の上昇を見せました。前回11月前半の記事で言及した通り、14000ドルより上は目安となる価格があまりないことに加えて2017年のわずかな期間しか滞在していない価格であることから過去のしこりが少なく真空地帯的な動きとなりました。その結果ボラティリティが著しく上昇、大きな節目を抜けたと認識した押し目買いが相次ぎ、16000ドル、18000ドルと上昇を続けました。
過去と異なり、大きな下落調整は少なめに上がりましたが、米国の私募投資信託であるGrayscale(グレースケール)への資金流入が相次ぎ、BTCの現物を大量に買っています。このような資金は機関投資家であり、比較的長期のポジションが多いことから、価格の下支え効果となりました。そのため、BinanceやBitMEXのデリバティブ市場で売られるようなことがあってもショートを踏み上げ行くような相場様相となりました。CMEのBTC先物市場にも機関投資家の参入が相次ぎ、ポジションも過去最高を記録しています。
この間株指数は比較的に低調でしたが、影響されることなく資金流入が続きました。ドルインデックスが低調に推移しつつ、金利が上昇する外部環境となり、VIX(恐怖)指数も低下、リスクが選考されやすい状況です。そのため、ボラティリティの高い仮想通貨に資金を機関投資家が回しやすくなったと思われます。
【11月後半のBTCの展望】高値2万ドルの意識の前に調整相場となるかがポイント
2万ドルの意識は大きく、19000ドル到達の時点で足踏みしていることから一旦調整を挟んだほうが自然ですが、買いが買いを呼ぶような展開となっているため、一気に到達する可能性ももちろんあります。ただしアルトコインがあがっている相場の場合、BTCに資金が入りづらいことから、ETHやXRPが上がっているうちはヨコヨコ推移が想定されます。
調整する場合は目安が持ちにくいですが、17200ドル、16000ドル、15000ドルあたりが候補ですが、急激に上昇したため落ちるときは急落になることが想定されるため注意が必要です。CMEのBTCの11月限先物の期日やDeribitの11月限のオプション精算日である11月27日付近あたりは波乱の可能性もありえます。
上がる場合はもちろん20000ドルが大きな節目、万一その上がある場合は24000ドルまで目安がないため非常に見極めは難しいです。
外部環境としてはドルインデックスが上がりドル高になるようなケースはBTC下落のきっかけになるだけに注意が必要です。一方でドル安、米国金利が緩やかに上昇し、株式市場が落ち着いた状況であれば、引き続きリスク選好により仮想通貨に資金が流入すると思われます。
イーサリアム(ETH)の相場分析
【11月前半のETH 振り返り】600ドルに一気に到達
11月初旬はBTCの上げに比べると出遅れじわじわといった上げ方でしたが、19日頃から勢いがつき9月の高値である490ドルを超え500ドルに到達、その勢いで600ドル付近まで上昇しました。BTCが18000ドル台で停滞するとアルトコインへ流入する流れが起き、特にETHは上昇の勢いがついた形となりました。
直近ではBTC建ても大きく上昇し、対BTCで見ても強い動きとなっています。
【11月のETH 展望】BTCの動きに追随するかが注目
ETHも節目の設定が難しい価格帯です。上値は640ドル、下値は9月高値である500ドル、その下は420ドルです。BTC同様に急激に上昇したことから下落する場合も急落となる可能性があるので注意が必要です。ETHの場合はETH2.0の話題が相場に影響を与えやすいため、こちらの動向にも注意が必要です。
トレンドは明確に上昇トレンドとなっており、移動平均線のはるか上に価格がある状態です。
リップル(XRP)の相場分析
【11月前半のXRP 振り返り】
XRPはここ最近ずっと冴えない展開が続いていましたが、BTCの停滞からアルトコインへ資金が流入。XRPも大幅上昇となり、一気に50円を超えました。まさに突然の垂直上げで急激な上昇が来るとは予想打にしませんでした。2019年高値に肉薄する54円超えまで上昇。節目に到達したといえます。
BTC建てでは3000sat間際と節目に到達しており、BTC建てでも法定通貨建てでも節目と言えます。
【11月後半のXRP 展望】
(記事執筆時で)当面は54円の2019年高値が目安となります。この上はレジスタンスラインが減るため、このポインが大事なポイントになります。その上は70円、100円あたりが目安となります。下落の場合は38円や34円あたりが目安となるでしょう。XRPは出遅れておりましたが、移動平均線は25日線の上に価格が来てゴールデンクロス。ようやく上昇トレンドが確立した形となります。
ビットコインドミナンスの分析
【11月前半のビットコインドミナンス 振り返り】
11月19日頃まではBTCドミナンスは一方的に上がり続け、BTCへ集中する形となりました。19日を境に今度はアルトコインへ資金が移動。ドミナンスは下がる形となり資金循環しています。2017年のときに見られたようにアルトコインへ時間差で資金循環する相場となっております。アルトコインの中でもETHやXRPなど大型銘柄が強く、この傾向はかなり久しぶりといえるでしょう。
【11月後半のビットコインドミナンス 展望】
短期的なトレンドからみるにBTCドミナンスが上昇する流れが緩やかに続くと思われ、アルトコインへ流れても再びBTCへ戻るのではないかと思われます。BTCが大きく下落するケースの場合一般的にはBTCドミナンスは上昇します。BTCドミナンス70%を超えるとBTCへの割高感が出ると思われ、このあたりがポイントでしょう。
2020年11月の仮想通貨まとめ
なんと2週間足らずで20000ドル目前というところまでBTCが上昇。日本の仮想通貨(暗号資産)界隈も久しぶりに盛り上がりを見せております。このまま上昇が続き過去最高値を突破するのか調整突入か非常に大きな節目と言えます。またアルトコインへ資金の循環が続くのか、さらなる中小銘柄に流れが及ぶのかもポイントでしょう。
非常に荒い値動きとなっているので、慎重なトレードを心がけたいですね。
ファンダメンタル指標等を利用した詳細な分析はタキオンのブログであるクリプトヴァンガードで更に詳しく解説しています。
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