
こんにちはタキオンです。
今回は8月後半の仮想通貨市場の振り返りと、9月前半の展望について分析してみました。
8月後半のビットコインは狭いレンジ相場となり、9300ドル~11000ドル付近で推移し続けました。価格変動の少ないすなわちボラティリティ低い状態だったと言えます。
アルトコインも引き続き低調で、大きく崩れることはなかったものの動きに乏しいものでした。ビットコインもアルトコインも出来高が少なく、夏休みの期間ということも重なり関心が低い相場だったと言えます。次に大きく動く上で大事な価格も絞られつつあり、膠着状態の中にも次の動きになるポイントが見えてきています。
詳しく見ていきましょう。
チャート中の移動平均線
- 水色・・25日線
- オレンジ・・100日線
- 赤・・200日線
ビットコイン(BTC)の日足分析

BitMEX XBTUSD 日足チャート

bitFlyer BTCJPY 日足チャート
【8月後半のBTC】11000ドルまで上昇するも下落に転じ9300ドルまで下落
引き続きレンジ相場続いてます。9000ドル(約98万円)~11000ドル(約115万)のレンジとなり、価格変動幅が縮小しています。
前回三角持ち合いチャート(黄色線)とお話しましたが、これを下抜けしたあと大きく下落し9300ドルまで下落しました。9000ドル近辺は5回目のサポートとなり、流石に下抜けも危惧されます。とはいえ9000ドルを守ったため、まだ広い意味ではレンジ相場となります。
※一般的には4回目あたりからブレイクする傾向
日足25日線の上に価格が押さえつけられており、短期では下降トレンドの意識、さらに日足100日線から転落してかなり長い目線でも下降トレンド入りなる可能性が意識されています。今回の2週間は2000ドルに満たない価格変動幅であり、ボラティリティが縮小しています。
【9月前半のBTC】先に突破するのが11000ドルか9000ドルかで大きく行き先が変わる
現在は大きな下降トレンドライン白線及び11000ドルがレンジの上限、レンジ下限は9000ドルという意識です。この11000ドル、9000ドルのどちらを先に突破するかで次の動きのお大きな動きが決まる可能性が高いです。
上抜けする場合は11000ドルの突破が必要条件となります。日足25日線の上抜けも必要です。ただしここを抜けても12000ドル、13000ドルも大きな壁として機能するため、節目節目で足止めされることが予想されます。
9000ドルを下抜けした場合は、9000ドル台で押し目買いしていた人の損切りによって連鎖的に下落がすることが予想されます。その際の下落の目処は8000ドル、7400ドル、日足200線付近が考えられます。9000ドル下抜けシナリオの場合、かなり長期の低迷相場を覚悟しなければなりません。
トレードとしてはレンジの節目に気をつけつつ、レンジ下限でショート、レンジ上限でのロングなどは気をつける必要があります。レンジ相場故に往復ビンタを喰らいやすい相場ですから、FXトレードは謙虚な利確と待ちの姿勢がいつも以上に肝要です。
イーサリアム(ETH)の日足分析

Coinbase ETHUSD 日足チャート
【8月後半のETH】200ドルを割り込み低迷続く
アルトコインは引き続き低調でした。160ドル~200ドルで低調に推移。160ドルの大きなサポートでは一旦止まったものの、日足25日線、100日線、200日線のすべての移動平均線下で推移しており、下降トレンドといって良い状態です。
【9月前半のXRP】160ドルのサポートが最後の砦として機能するか
前回の繰り返しとはなってしまいますが、160ドルは3月末にビットコインとともに大きな上昇をみせて下降トレンドを終わらせた価格であり、大事なサポートです。
ここを守るかが引き続き注目ポイントです。下抜けした場合のターゲットは120ドルあたりまで想定されます。上は200ドル、240ドルが意識ポイントです。
リップル(XRP)の日足分析

bitbank XRPJPY 日足チャート
【8月後半のXRP】28円付近で停滞し値動きに乏しい
27~30円で停滞してしまい、値動きが非常に乏しかった期間となりました。相変わらず日足25日線の下のため、下降トレンドと言えるでしょう。
【9月前半のXRP】26~28円のサポートを守るの引き続き鍵
前回とあまりポイントは変化はありません。
32円は相変わらず心理的な大きな節目ですので、ここを早期に回復すれば復活の兆しとなるでしょう。
下値は26円の下は23円、20円までしばらくサポートがないため、ここを割り込むと厳しい展開が予想されます。
ビットコインドミナンス
【8月後半のビットコインドミナンス】70%付近の高い水準で安定
ビットコインドミナンスは70%と相当高い水準で、2017年12月のビットコイン200万円の頃と同様の水準です。
この付近で安定しており、ビットコインの優位が続いています。
【9月前半のビットコインドミナンス】
72%を抜けた場合はさらなるアルトコインからの資金転移が起こる可能性があります。2017年5月水準の78%~80%も見えてきます。
ただし、この70%という水準は大きな意識ポイントであるので、アルトコインへの揺り戻しは起こっても不思議はありません。
8月後半/9月前半の仮想通貨相場分析まとめ
前回同様に膠着したレンジ相場となり、相場への興味が失われやすい期間だったと思います。
ビットコインの9000ドル、11000ドルは大きな分岐点となる可能性が高いため、この2つの価格には注目したいところです。
膠着相場ですが、停滞した相場なにかの拍子にブレイクして次の動きにつながっていきます。
引き続き次の動きに期待してきたいですね。
ファンダメンタル指標等を利用した詳細な分析はタキオンのブログであるクリプトヴァンガードで更に詳しく解説しています。
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